印刷物の最適なサイズを考える

印刷物の最適なサイズを考える

情報発信がインターネットへとシフトしてきた現代においても、わざわざ事務所に来られた方や重要な新規顧客には、事務所案内やサービスのパンフレットなどの印刷物が必要となります。また、ポスティングのチラシや街頭に置くパンフレットなども効果的に活用している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな印刷物における最適なサイズについてお話しさせていただきたいと思います。

最適なサイズを決めるのは受けとる人のアレに合わせる

結論からお話ししますと印刷物の最適なサイズを決める基準は「その印刷物を受け取る相手のカバンのサイズ」です。
例えば、印刷物を受け取る相手が大手企業の担当者で、ビジネスバックを持っている方ならA4〜B4サイズの冊子型が最適です。
小さすぎるとカバンの中でぐちゃぐちゃになってしまいます。


その他のケースでいうとハンドバックを持った女性が印刷物を受け取る相手の場合はA4の冊子型は大きすぎます。三つ折りの細長いパンフレットなどが最適です。具体的な例として百貨店の化粧品売り場で配られているブランド発行の印刷物はどれもDMサイズぐらいの小さい冊子が多く使われています。

さらに言えば、カバンを持たない手ぶらな人に最適な印刷物のサイズはどうなるでしょう? その場合はポケットのサイズに合わせるのが良いでしょう。たとえば駅前で配られているポケットディッシュなどはまさにポケットサイズの印刷物です。

よく使われるサイズ

[A4サイズ]
最もポピュラーなサイズ。会社で使う書類、パンフレット、ノート、雑誌、会社案内など、パンフレットラックもA4が主流。
また三つ折りパンフレットなどもA4を三つに折ったものが多い。

[B5サイズ]
週刊誌や一般雑誌などによく使われるサイズです。

[B4サイズ]
新聞に近いサイズです。スーパーの折込チラシなどでも使われます。

[A6サイズ]
ハガキに近いサイズです。

[A7サイズ]
街中で配られているポケットティッシュのサイズです。
冷蔵庫にはられている水道工事マグネット広告のサイズです。

[名刺・カードサイズについて]
よく勘違いされるのですが名刺サイズとカードサイズは異なります。
ですので財布のカード入れに名刺が入らない場合があります。

【サイズ表】

A3:297×420mm
B4:257×364mm
A4:210×297mm
B5:182×257mm
A5:148×210mm
B6:128×182mm
A6:105×148mm
B7:91×128mm
A7:74×105mm
名刺:55×91mm
カード:54×85mm

まとめ

印刷物のサイズを決めるためにはマーケティング戦略が大きく関わってきます。

今回お話しさせて頂いた基準をふまえ、これからつくる印刷物がどのような人に向けたものであるか、さらに言えばどのようなカバンを持った人に渡すべきかを考えることがとても重要です。

マーケティングカテゴリの最新記事